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『何もかも変わるとしても』(なにもかもかわるとしても)は、斉藤由貴通算12枚目のスタジオ・アルバムである。2010年12月20日にインターネットの公式サイト予約分が先行発売され〔当初2010年12月12日先行発売予定が延期された。〕、2011年2月14日に一般発売された。発売元はヴァーゴミュージック。規格品番はFEFA-1。 == 解説 == 1985年2月21日にシングルレコード「卒業」(7A0464)を発売して以来、歌手デビュー25周年を迎えた記念の企画オリジナル・アルバム。同時に、前スタジオ・アルバム『moi』(1994年12月7日発売、PCCA-701)の発表から16年振りとなる作品でもある。先行シングル等が含まれず、セルフカバーや外国曲のカバー以外は初音源化となる新曲が収録されている。 一般のCDショップでの発売日は上記の通り2011年2月であったが、所属芸能事務所である東宝芸能管轄のインターネット・サイトでは、2010年10月頃より先行販売予約が開始され、同年12月中旬には予約者にのみ付加される特典(コメント付き卓上ミニ・カレンダー)付で一足早く届けられた。 前述のセルフカバーと外国曲のカバーは、セルフカバーが1曲目の「予感」で、1986年10月21日にLPとして発売された『チャイム』(C28A0520)の収録曲を歌い直したもの。外国曲のカバーは最終曲の「Que Sera,Sera(whatever will be will be)」(ケセラセラ)で、映画『知りすぎていた男』(監督:アルフレッド・ヒッチコック)の劇中で歌われ、日本でもメディアで使用される機会の多いスタンダード・ナンバーである〔アサヒビール「麒麟淡麗グリーンラベル」のコマーシャル(出演:筒井道隆)など。〕。このように、オリジナル楽曲をカバーソングで挟む構成になっている。ただし、おまけと称した隠しトラックが最終曲の後に収録されている。 作家には、1980年代より斉藤由貴にとって重要作家であった女性シンガーソングライターの谷山浩子、武部聡志や亀井登志夫らに加え、辛島美登里や遊佐未森からも初めて楽曲提供を受けた。同年2月からは本アルバムに連動したライブ「斉藤由貴 25th Anniversary コンサート 〜何もかも変わるとしても〜」がPARCO劇場(東京都渋谷区)にて5日間連続(2月9日〜13日)で開催され、上記5名が各日それぞれに特別ゲストとしてライブに出演した。 一部の楽曲では、斉藤自身の家族が声、ボーカル等で参加している。その中の1曲である「おうちでかくれんぼ」は、作詞をした谷山浩子が歌詞以外に挿入される台詞も考え、台本のようにして仕上げてきた、と明らかにされた〔ツアー・パンフレット「何も変わるとしても」参照。〕。また収録曲のうち、「おうちでかくれんぼ」「Dearest」「樹」「折り合いはつかない」の4曲は、2010年3月に日比谷シアタークリエで行われたコンサートで新曲として先行初披露された楽曲である。また「ケセラセラ」は、2009年12月に浜離宮朝日ホールで行われたコンサートで披露されたことがある。 インターバルとなった16年の間に斉藤由貴個人名義としては、本人がインタビュー等も受けた公認CD-BOXセット〔2003年9月18日にポニーキャニオンより発売された、『斉藤由貴 CD-BOX1』(PCCA-01924)、『斉藤由貴 CD-BOX2』(PCCA-01925)。2010年に限定再生産された。〕、リアレンジ・ベストアルバム『斉藤由貴 ヴィンテージ・ベスト』(PCCA-02695)、ライブ・アルバム『POETIC Live 1986』(PCCA-50145/6)と高音質CD仕様の旧譜アルバム、ほかレコード会社主導のベスト・アルバムや数枚のCDシングルが発売された。詳細は項目「斉藤由貴#音楽」参照のこと。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「何もかも変わるとしても」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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