翻訳と辞書
Words near each other
・ 余裕教室
・ 余裕時分
・ 余裕派
・ 余裕綽々
・ 余裕綽綽
・ 余裕高
・ 余角
・ 余計
・ 余計なお世話
・ 余計な世話を焼く
余計者
・ 余語邦彦
・ 余談
・ 余豊璋
・ 余財
・ 余貴美子
・ 余賊
・ 余輩
・ 余連発
・ 余部インターチェンジ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

余計者 : ウィキペディア日本語版
余計者[よけいもの]

余計者(よけいもの)とは、19世紀ロシア文学にしばしば主人公として登場する人物像のことである。ロシア語では'。英語ではSuperfluous Manと訳される。英語ではSuperfluous Manと訳される。
== 概要 ==
皇帝アレクサンドル1世(在位1801-1825年)の時代には、西欧自由主義思想が貴族階級を中心に広まり、専制政治農奴制の改革を求める風潮が強まっていった。しかし、1825年に政府打倒を目指したデカブリストの乱が失敗に終わると、新帝ニコライ1世(在位1825-1855年)の苛酷な弾圧が始まる〔木村彰一他、1977年、94-96頁。〕。その結果、有為の青年たちが活動の場を奪われ、その能力をもてあまし、鬱屈しながら生きていくようになったのである。
貴族階級の青年知識人で、進歩的な思想を身につけ、優れた資質をもちながら、それを社会のために生かせず、決闘恋愛遊戯などの馬鹿げたことに精力を浪費したり、無気力になって屋敷にこもったりするものが現れた〔木村彰一他、1977年、110頁。〕。
1850年ツルゲーネフの小説『』によって、この種の人物を「余計者」と呼ぶようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「余計者」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.