翻訳と辞書
Words near each other
・ 作図
・ 作図問題
・ 作土
・ 作型
・ 作場
・ 作宮
・ 作家
・ 作家 小日向鋭介の推理日記
・ 作家として鳴らす
・ 作家の値うち
作家の悪夢
・ 作家の肖像
・ 作家アリス
・ 作家アリスシリーズ
・ 作家・如月祥子の事件ルポ
・ 作家一覧
・ 作家主義
・ 作家主義理論
・ 作家六波羅一輝の推理シリーズ
・ 作家出版社


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

作家の悪夢 : ウィキペディア日本語版
作家の悪夢[さっかのあくむ]

作家の悪夢(さっかのあくむ)は、SF作家アイザック・アシモフが、『フランケンシュタイン』の著者メアリー・シェリーとその夫パーシー・ビッシュ・シェリーに触れて、もともと作家であった夫よりも、文学においては素人であった妻の方が後世に名を残したことを評した言葉。作家の悲劇または文豪の悲劇とも呼ばれる。
== 背景 ==
1816年、18歳のメアリー・シェリーは21歳の詩人パーシー・ビッシュ・シェリーと駆け落ちし、イギリスの詩人バイロンの別荘に身を寄せた。天候不順に足止めされた彼らは、互いに怪奇小説を創作してひと夏を過ごすが、これがいわゆる「ディオダディ荘の怪奇談義」である。
しかしバイロンとシェリーはすでに有名な詩人であったが、この試みを途中で投げ出してしまった。このとき最後まで小説を完成させたのは、文学的には素人であったバイロンの主治医ポリドリとメアリーで、ポリドリは『吸血鬼』を、メアリーは『フランケンシュタイン』を1年かけて書き上げた。
『フランケンシュタイン』はその後一大センセーションを巻き起こし、さらに人類の科学力が怪物と化して人類自らを破滅させるという「フランケンシュタイン・コンプレックス」という非常に大きなテーマを投げかけることになる。フランケンシュタインは何度も映画などに取り上げられ、知らぬ人のないビッグ・ネームになり、メアリーは作者として後世に名を残した。一方、夫のシェリーは妻に比べてあまりにも知られない存在となってしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「作家の悪夢」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.