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促音(そくおん)は、つまる音ともいい、日本語のかな表記で「っ」「ッ」で表され、1モーラとして数えられる。ただし、単独では成立せず、通常、3モーラを構成する真ん中の要素としてのみ存在する。 ==表記== *仮名ではつ、ツで書き表され、普通の「つ」と区別するため、一般に「っ」、「ッ」のように小さく書かれる〔法令文にあっては、昭和時代までは慣行的に「つ」と大書きされていたが、平成からは小書きするよう通達された。「法令における拗音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記について(通知)」(昭和63年7月20日 内閣法制局総発第125号内閣法制局長官総務室から 内閣官房内閣参事官室あての通知)〕。 *平安時代末期 (12世紀) に表記法が確立するにいたるまでにはさまざまな異表記があり、「レ」のような符号や「む」「う」であらわしたり、無表記であったりした。 *ローマ字では、後続の子音字を重ねて書く。ただし、ヘボン式において ch が後続する場合には、tch とする。子音字が後続しない場合の書き方はない。 *例:あった = atta 、あっち = atti/acchi/atchi *コンピュータのローマ字入力では、ヘボン式の tch は認識されないことが多く、cch が一般的である。また、促音を単独で打つ場合は xtu, ltu, xtsu, ltsu など。 *ハングルではパッチムの(発音は基本的に)で表記する。 *例:札幌=삿포로、北海道=홋카이도 *音韻論上の音素記号では /Q/ で表される。 *本来普通の「つ」「ツ」で綴られているものを促音記号と混同したことが原因と思われる誤記・誤発音が慣用化している単語がある。 *かつて(曽て・嘗て)→かって *カムチャツカ→カムチャッカ *ウォツカ(ウォトカ)→ウォッカ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「促音」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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