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保坂本源氏物語[ほさかぼんげんじものがたり]
保坂本源氏物語(ほさかぼんげんじものがたり)は、源氏物語の写本である。本写本は現在は東京国立博物館に所蔵されているが、1935年(昭和10年)に保坂潤治の所蔵する写本として世に出たために、同人の手を離れた現在でも「保坂本」の名で呼ばれている。 == 概要 == 旧国宝・現重要文化財に指定されており、現在は「浮舟」を欠く53帖が現存している。「松風」以降の36帖が鎌倉時代の書写と見られ、伝藤原為家等各筆本とされる。「桐壺」から「絵合」までの17帖は三条西実隆等室町時代中期の青表紙本による補写とされている。本文系統は別本、河内本、青表紙本が含まれる取り合わせ本であり、各系統がそれぞれ何帖になるかについては多少見解が分かれることもあるものの、「陽明文庫本」に次いで別本を多く含むことで貴重な存在であるとされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「保坂本源氏物語」の詳細全文を読む
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