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保守[ほしゅ]


保守(ほしゅ)とは、正常な状態などを維持すること古くからの伝統習慣制度社会組織・考え方などを尊重して、それらの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方を保存したり、維持したりすること。保守の対義語は、革新である。
 保守とは、本来「伝統=現状」を維持すること、およびそうした社会的立場や政治的立場を指すが、「伝統」の意味するところが、非常に多様化した今日では、保守の内容も一様に定義できないものとなっている。
 保守主義(ほしゅしゅぎ、、)とは、古くからの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方などを尊重して、古くからの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方を保存したり、維持するために、急激な改革に反対する社会的立場や政治的立場である〔保守 goo辞書より)〕〔保守主義 goo辞書より)〕。そのような立場を取る者のことも保守()、あるいは、保守派と呼ぶ。〔対義語革新もしくは進歩主義
== 概要 ==
保守主義は伝統を尊重し、原則や手続きを順守し、保守することを重要視する政治思想である。ただし、伝統とは何かに関しては様々な見解がありえ、復古的改革主義を保守と称する場合も多いが、逆に社会民主主義的な現状維持志向を保守と呼ぶことはほとんどない。現在の通俗的用法では、現状に対する改革志向か維持志向かを問題とせず、単に民族主義的な政治姿勢を指して保守と呼ぶ場合が多い。
伝統や文化を重んじる伝統保守と、古典的自由主義ないし新自由主義を標榜する経済保守、国益や国家への奉仕を尊重する国家保守主義は、それぞれが目指す目標が異なる。保守主義を標榜する者の思想には、これら3つの要素がある程度の割合で混在しているのが普通であるが、保守主義のどの側面を重視するかで対立が生じることもある。
フランス革命当時の保守主義は「今あるアンシャン・レジームとレッテル貼りされた諸制度は、遠い過去からの取捨選択に耐えてきたものであり、これを維持存続させることが国民の利益になる」(とする主義)と定義されていた。しかし、「維持せんがために改革する」というディズレーリの言葉や「保守するための改革」というエドマンド・バークの言葉からも明らかなように、保守主義は漸進的な改革を否定しない。
保守主義は政治および社会哲学の一つであり、この哲学は伝統的制度の維持を奨励し、社会の変化については最小で漸進的なものだけを支持する。保守主義者たちの中には、現在のものを維持しようとし安定性と連続性を強調する者たちがいる一方で、近代主義に反対し過去のものへ戻ろうとする者たちもいる。
フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンフランス革命をうけて1819年王政復古の機関紙を、''Le Conservateur''と名付けたのが、政治的脈絡でのこの用語の使用の最初だとされる〔The Scary Echo of the Intolerance of the French Revolution in America Today 〕。
保守主義の源流はアイルランド人のイギリス下院議員でフランス革命を批判したエドマンド・バークに由来するとみなされている〔BBC: エドマンド・バーク (1729年 - 1797年) 〕。しかし、バークは「保守する」という言葉は用いたものの、「保守主義」という用語は使っていない。
政治的保守主義は英米の政治思想であるが、その影響を受け、フランスオランダスペインドイツイスラエルロシア、日本、韓国、インドなどにも保守思想家が存在する。保守政党としてはアメリカ共和党日本自由民主党イギリス保守党オーストラリア自由党台湾中国国民党カナダ保守党、パキスタン・イスラム連盟、インド人民党が挙げられる。
保守主義の支持は各産業に従事する者などにも見られる。都市部でも自営業者や一部の法人が支持することがある。その他にも大企業経営者・資本家中小企業経営者も既得権益を持つものとして保守主義を支持する傾向が見られることがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 List of conservative parties 」があります。



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