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保見団地[ほみだんち]
保見団地(ほみだんち)は、愛知県豊田市保見ヶ丘にある大型団地である。同市が人口増加に対応するために造成し、1975年(昭和50年)に入居・分譲が開始された。最盛期には、約12,000人余りの住民を擁した。現在では団地内に住む外国籍住民は全住民の45%にのぼり〔保見団地はこんなところ:豊田市在住外国人に関する各種データ<出所:豊田市 自治振興課>(NPO法人保見ヶ丘国際交流センター) 〕、さらには外国人児童が全児童の54%を占める小学校もある〔豊田市立西保見小学校 〕。 1980年代後半から、同市周辺の主に自動車関連企業へと出稼ぎに来たブラジル人が多く住むようになる。その後も増え続け、同団地はブラジル人やペルー人、ボリビア人を中心に、南米出身者が多く住むようになった。そのため同団地に住む日本人と彼らとの間に、言語の違いや文化的な価値観の違い、犯罪の多発、更に日本の法律や生活に関する取り決めなどを守らないなど、様々なトラブルや問題が起きるようになる。その結果、両者の間には軋轢が生じることとなった。 1990年代に入ると、右翼関係者、並びに日本人住民とブラジル人との対立が次第に激化。1999年(平成11年)には、機動隊が出動するという暴動寸前の事態まで発生した〔「外国人と日本人の対立 団地緊張、愛知県警が出動 豊田 付近で車放火も」 1999.06.08 中日新聞朝刊社会面〕。これを受けて、自治体の対外国人行政が飛躍的に進むこととなった。更に現在では、NGO〔NPO法人保見ヶ丘国際交流センターのページ 〕やボランティア団体などが団地内で外国人住民への教育や、外国人住民と日本人住民との積極的な交流促進活動が行われるようになった。 == 脚注 == 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「保見団地」の詳細全文を読む
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