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信条とは、キリスト教の教会がその教理・教義を神と人に示す成文箇条。信経とも訳される。本記事では、主にキリスト教会の信条について述べる。 信仰告白と意味的に近いが分けて用いられることのある語である(詳細は信仰告白の項目を参照)。 ==概要== キリスト教会は、その歴史上、幾度もの教理・教義論争と分裂を繰り返してきた。信条は、所属信徒に対し拘束力を持った客観的な信仰基準である。 使徒信条、ニカイア・コンスタンティノポリス信条、カルケドン信条、アタナシオス信条の理解は自由主義神学以外のキリスト教会が基本的に受け入れており、反対者は異端・異教として排除された。〔『ウェストミンスター信仰告白』岡田稔による解説、信教出版社〕 信条は、偽教理、異端、誤りを、使徒の教え、使徒の教理で識別し、教会から追放するために作成された〔マーティン・ロイドジョンズ『教会とは何か?』いのちのことば社 〕。 使徒信条は異教とキリスト教を区別するものに過ぎず、プロテスタント固有の正統性を保証するものではない〔小野静雄『日本プロテスタント教会史』下 聖恵授産所 p.243〕。 宗教改革とそれに続くプロテスタント正統主義時代の信仰告白はローマ・カトリック教会の教えを排除している〔〔『福音主義キリスト教と福音派』〕〔クラス・ルーニア『現代の宗教改革』小峯書店〕。プロテスタントにおいて、信条、信仰告白は聖書に従属する〔『福音主義キリスト教と福音派』p.103〕。 一方、ローマ・カトリック側は対抗宗教改革のトリエント公会議でプロテスタント側を断罪している〔デンツィンガー〕。 教理の仔細はカテキズムにより補われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「信条」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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