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信濃丸[しなのまる]
信濃丸(しなのまる)は日本郵船の貨客船。貨客船としてより、日露戦争時に仮装巡洋艦として哨戒中にバルチック艦隊を発見し、日本海海戦での日本海軍の勝利に貢献した船として知られる〔山高,106ページ〕。 == 建造 == 信濃丸は日本郵船のシアトル航路用貨客船として1900年4月、イギリスグラスゴーのデビット・ウィリアム・ヘンダーソン社で竣工した。当初、信濃丸は三菱長崎造船所で建造される予定だったが、先に建造していた常陸丸(日本郵船、6,172トン)建造の際にトラブルが生じて竣工が9カ月遅れたため建造スケジュールが狂い〔派遣されたロイド・レジスターの検査員が何度もリベット工事の不完全を主張し、その度にリベット工事のやり直しを繰り返していたため。山高,103ページ〕、ヘンダーソン社に発注されることとなった。常陸丸竣工遅延に伴って信濃丸建造を外注に切り替えたことなどによる莫大な諸費用は、すべて三菱が支払った〔山高,103ページ〕。竣工後は予定通りシアトル航路に就航し、1903年には永井荷風が同船で渡米した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「信濃丸」の詳細全文を読む
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