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貨幣乗数(かへいじょうすう、英語:money multiplier)とはマネタリーベース/ハイパワードマネー(monetary base/high-powered money)1単位に対し、何単位のマネーサプライ(money supply)を作り出すことができるかを示すものである。信用乗数(しんようじょうすう、英語:credit multiplier)ともいう。 == 数学的説明 == マネーサプライ(数式では と表記)は公衆が保有する通貨(currency、数式では と表記)と預金(deposit、数式では と表記)に分解される。また、中央銀行がコントロールできるマネタリーベース(数式では と表記)は公衆が保有する通貨と銀行が中央銀行に預金する準備金(reserve、数式では と表記)に分解される。つまり、 となる。ここで(1)式を(2)式で割り、その式の分母・分子を で割ると、 となる。(3)式の分母・分子にあるは現金・預金比率を表し、分母にあるは準備・預金比率を表す。(3)式に を乗じると、 となり、(4)式の右辺にある の係数 が貨幣乗数であり、マネーサプライは貨幣乗数とマネタリーベースの積の形で表現される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「貨幣乗数」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Money multiplier 」があります。 スポンサード リンク
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