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信管(しんかん) とは弾薬を構成する部品の一つであり、弾薬の種類と用途に応じて所望の時期と場所で弾薬を作動させるための装置である。 現在、以下の4つの機能を持っていて、以下の機能が一つに結合された装置を信管と呼んでいる。 # 起爆時期を感知する機能 # 所望の時期以外では絶対に起爆させないための安全装置 # 安全装置の解除機構 # 弾薬の起爆装置 銃や砲の発射薬に点火する装置は単独では「起爆時期を感知する機能」を持たないため雷管と呼ぶ。 == 概要 == 図は信管の概要図で「弾頭」に装着する「着発式」で「遠心力式の安全装置」を持ち、「瞬発」と「延期」の切替え装置を持っている。 用途としては野砲などの榴弾で使用されるものである。 起爆は鋭敏な点火薬が撃発されることで起こり、起爆薬から添装填薬へと伝わり、砲弾の炸薬が起爆される。 # 撃針ブロック # *砲弾が発射されると、2.が作動し9.を押し退けて3.から露出することで、目標に当たって4.に衝撃を伝え発火させる。 # 遠心力式安全装置 # * 砲弾が発射されるとライフリングによる回転で遠心力が生じ、1.を固定しているこれが外側に押し付けられて外れることで解除される。 # 構造体 # 点火薬 # *目標に当たった1.からの衝撃を受けて発火する。 # 遅延火薬 # 瞬発と延期の切替え装置 # * 信管についている小さなマイナスネジのような部分を90度回すことで切り替えられる。この部分が穴をふさいでいると4.の火は弾かれて、ここではなく5.を通じて7.と8.へ送られるので伝達がわずかに遅れ、0.1秒程度の遅延動作をする。 # 起爆薬 # 添装填薬 # 弾頭キャップ # *砲弾が発射されると、2.が作動して1.が3.先端から突き出ることで外れる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「信管」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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