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俵返(俵返しとも、たわらがえし)は、柔道の投技の真捨身技の一つ。 代表的なかけ方は次の通り。 1、受(相手)が取(自分)に双手刈やタックル等を仕掛けてきた時、それを受け止める。 2、受は技を掛けているため、前屈み(低い体勢)になっているので、取はかぶさる様に受に抱き着く。 3、両手を受の腹に回して両手を握る(クラッチ)。 4、そして、離さないようにして、後ろに倒れ込みながら、相手を真上で転がし、真後ろに投げる。 この一連の動作が「米俵を持ち上げる」動作によく似ている事から、俵返と呼ばれている。 本来は、双手刈に対する返し技(双手刈への後の先の技)として使われるもの(技)というイメージが強いが、四つん這いになっている相手に対して、正面に入る事で返し技でありながら、攻めに転じる事も出来る(攻める返し技)。 しかし、双手刈も相手を後ろに倒す技なので上記の技は試合では技の効果が判定しにくい。 つまり、双手刈の効果で倒れたのか、自分から倒れたのか、良く分からないと、相手にポイントが与えられてしまう事があるので注意。 レスリングのグレコローマン・スタイルでも見られる。 俵返の使い手として有名なのがアレクサンドル・カレリンである。(詳細は彼の項目に記載。) 俵返は真捨身技だが、レスリングや他の格闘技ではサイド・スープレックス(横から投げる技)と見なされる事が多い。 俵返は真後ろに投げられれば理想的だが、実際に俵返を掛けた場合、そのままだと、キレイに真後ろに投げるのは難しいばかりか、自分の上に相手が重なってしまう事が多い。そのため、横、斜め後ろ、斜め横に投げる事が多い。 もう一つは、最初の(真正面の)体勢から自分の体勢を横にして、真横(最初の前の向きから結果的に真後ろ)に投げるという方法(投げ方)もある。 また、巴投も真捨身技の最もポピュラー、代表格といえる技だが、横に投げ捨てる技術(横巴投、逆巴投)もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「俵返」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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