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『俺俺』(おれおれ)は、星野智幸作の日本の小説。『新潮』2009年6月号から2010年3月号にかけて連載、2010年6月新潮社より刊行。 2013年に三木聡監督・脚本、亀梨和也(KAT-TUN)主演で映画化された〔亀梨和也が三木聡監督作『俺俺』で映画単独初主演! 20人以上の“俺”演じる 2012年5月3日 ''ムービーコレクション''〕。また漫画化されている。 == あらすじ == ことのきっかけは飲食店での些細な出来事であった。家電量販店で働く“俺”(永野)は、ある日飲食店にて一人で食べていたが、隣にうるさい耳障りな客が居たため、席を移動する。だが、その時、自分のトレイに見ず知らずの携帯電話が置いてあることに気付く。その携帯電話はすぐ隣にいた耳障りな客のものだと分かったが、“俺”はむしゃくしゃしていた為、そのままポケットにその携帯電話をしまってしまう。その後、携帯電話の持ち主の母から電話が来るのだが、“俺”は声マネをしてオレオレ詐欺を働く。 こうして、なりゆきでオレオレ詐欺を働いたその日から“俺”の世界に狂いが生じ始めるのであった。始めは携帯電話の持ち主の母が突然“俺”の家に来て“俺”のことを大樹という携帯電話の持ち主だと思っていて、大樹の母が持ってきたアルバムにはなぜか自分が写っているという出来事であった。そして、どうもおかしいと思った“俺”はすぐに実家へと向かうが、そこには別の“俺”がいた。 その後、実家の“俺”から連絡が来て、“俺”同士で集まる計画を立てる。そして、家電量販店で働く“俺”、実家にいて公務員の“俺”、大学生の“俺”が集まり、心地よい楽園、即ち自分だけのユートピアを築き上げるのであった。しかしそれは長くは続かず、やがて“俺”同士の殺し合いへと発展してゆく。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「俺俺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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