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倉頡入力法 : ウィキペディア日本語版
倉頡輸入法[そうけつゆにゅうほう]

倉頡輸入法(そうけつゆにゅうほう)は、1976年朱邦復が考案したコンピュータ上における中国語入力方式返還前から現在まで主に香港で用いられている。台湾で主流の入力方式は注音輸入法であり、中国大陸で主流の入力方式は拼音輸入法である。〔「中国の骨は1本すくない」大陸編収録「悶絶技巧 中国語キーボード」(作:小田空集英社)〕。
古代中国において漢字を発明したといわれる伝説上の人物倉頡にちなみ、1978年蒋緯国が命名した。「輸入法」とは「入力方式」 () を意味する中国語である。ローマ字かな変換などと同様、特定のソフトウェアでなく、入力方式を指す名称であるため、ソフトウェアによって若干入力方法が異なる。
== 特徴 ==

具体的な入力方法は一字を二つから五つの字根に分類し〔「女」、「日」、「水」などのように単一の字根から成る文字も、ほとんどのソフトウェアにおいてそれ以上字根が続かないことを示す「;」などの記号を入力する必要がある。〕、その部首をキーボード上から入力し変換する。注音輸入法とは異なり、同じキーバインドで異なる文字はほとんどないため、入力効率が極めて高い。注音輸入法が4段のキーを必要とするのに対して、倉頡輸入法は漢字入力に関しては3段のキーで入力可能であり、入力法を完全に習得した場合、タッチタイピングをより効率的に行うことが可能である。
「龍」を入力する場合「卜月卜尸心」と、独特の字根に分解する必要があるなど、慣れた人以外には理解が難しい点もある。反面発音が分からない難読漢字も入力可能な点は利点である。
このため注音輸入法に対して職業的に大量の文字をコンピュータに入力する必要のある者が習得していることが多い。実際、公的な大会などでは優勝者の多くの場合、倉頡輸入法を利用している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「倉頡輸入法」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cangjie input method 」があります。



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