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感状[かんじょう] 感状(かんじょう)は、主として軍事面において特別な功労を果たした下位の者に対して、上位の者がそれを評価・賞賛するために発給した文書のこと。本項では主に日本の事例について詳述する。 == 中世・近世 == 武士が自己の家臣の忠義を賞賛することを「御感(ぎょかん)」と呼び、これを書状化したことから、感状と呼ばれていたと考えられている。論功行賞は、家臣自ら主将に対して「軍忠状」を提出し、それを主将側が審議した上で下される。 古くは鎌倉時代から見られ、武将に対し主君や高位の官職にある者がその武勲を称え下賜した。今日の表彰である。感状は主君や高位者の直筆・花押によって書かれていた。室町幕府将軍による感状は御教書形式であり、公文書としての価値も有していた。感状は武人としての力量の裏付けと見なされたため、武士の地位や所属の変動が頻繁であった戦国時代では重視され、特に再仕官の際に重要なものであった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「感状」の詳細全文を読む
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