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個体群 : ウィキペディア日本語版
個体群[こたいぐん]
生態学における個体群(こたいぐん、)、遺伝学における集団(しゅうだん、英訳同じ)とは、ある一定範囲に生育・生息する生物1種の個体のまとまりを表す概念である。必ずしも集まっているものを指すわけではない。
== 個体群の定義 ==
個体群は、ある空間内に存在する同一種の個体の全体であり、他の個体群から隔離されたものである。個体群内の個体は「相互作用」し合っているか、潜在的に相互作用し得る状態にある。この相互作用とは、すなわち同種個体間関係であり、競争や共同、利他、攻撃的な排除、中立などがある。個体群の内部では、個体間関係により個体が単独で(互いに距離をとって)存在することもあれば、互いに誘引し合って集団を作る場合もある。後者ではその集団を認識しやすいが、前者では直感的に把握しにくい。しかし、少なくとも生殖に関しては同一地域の同一種の個体は互いに関係を持たねばならないから、それらが潜在的には関係を持ち合う集団であると見なすことが出来る。
個体群は、同一のもしくはそれよりも小さい単位(亜種変種)の個体により構成される。しかし、複数種がまるで同一種のように同種間と同じような関係をもつ場合があり、これを異種個体群と呼ぶ。
個体群の中で通常的に繁殖が行われ、遺伝子流動が起きる単位を繁殖集団、あるいはデーム(deme)と呼ぶ。デームは群れ一つの場合もあれば複数の群れを含むこともある。集団遺伝学で「」(集団)と呼ぶ場合には通常はデームを指す。デームと生態学の個体群の概念は類似しているが、必ずしも一致するとは限らない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「個体群」の詳細全文を読む



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