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借力 : ウィキペディア日本語版
借力[ちゃくりき]

借力(ちゃくりき、韓国語 차륰、차력)とは、朝鮮半島に古くから伝わるという鍛錬法、武術
== 概要 ==
朝鮮半島の道士に古くから伝わってきた鍛錬法である。
「借力」とは、朝鮮半島の仙道(国仙道)独自の特殊な概念で、神の力や薬の力を「借りて」、超自然的な力を行使したり、身体を強壮にするというものである〔『』、p.143(武田崇元による注釈より)〕。中国の仙道にはこのような概念は無い。
また、仙道研究家の高藤聡一郎は、韓国伝統式の硬気功のこととしている〔『現代中国の仙人』〕。
借力を現代風に整理した力抜山によると、借力の「借」には「借りる」の他に「助ける」という意味があるという。自然の力を借りたり、呼吸法を使って体を鍛えて超人となる事を主眼としており、道師の護身の為に武術が生まれたとしている。
道教の仙人のように、修行によって超能力を得る事が可能としており、過去には予知や「縮地法」(一瞬で長距離を移動する。瞬間移動の一種。)等を身に着けた者がいたという。奇門遁甲と共通の術もあるという。
極真空手大山倍達も学んだことで有名であり、漫画「ゴッドハンド」等にも出てくる。ブランコ・シカティックピーター・アーツを輩出したオランダキックボクシングジム「ドージョー・チャクリキ」の名前は大山倍達の借力修行から来ている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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