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倶知安余市道路(くっつちゃんよいちどうろ)は、北海道虻田郡倶知安町から同余市郡余市町に至る総延長約44kmの北海道横断自動車道に並行する一般国道の自動車専用道路(国道5号)である。 現在は全線で未供用となっている。 == 概要 == === 道路諸元(共和-余市) === * 起点:北海道岩内郡共和町字国富((仮称)共和IC) * 終点:北海道余市郡余市町登((仮称)余市IC) * 延長:L=27.6km * 構造規格:第1種3級 * 設計速度:80km/h * 道路幅員:(土工部・トンネル部)W=13.5m、(橋梁部)W=12.0m * 車線数:2車線 * 車線幅員:W=3.5m 北海道横断自動車道のうち基本計画区間とされていた黒松内-余市間(約74km)のうち、2011年12月6日に札幌第1合同庁舎で開催された国交相の諮問機関である社会資本整備審議会(第5回北海道地方小委員会)において、黒松内-倶知安間(約30km)が当面現道活用とされたのに対し、倶知安-余市間(約44km)は別線を国道5号バイパス道路として新規に整備する方針が決まった。この別線整備区間とされた倶知安-余市間が倶知安余市道路である。 国土交通省の計画段階評価資料(2011年)によれば、倶知安余市道路区間のルートについて(1)国道276号を介して共和町や岩内町方面からのアクセス性を重視し市街地方面へ若干迂回する案と(2)路線延長短縮による時間短縮を重視して直線的に結ぶ2案がそれぞれ検討され、沿線の意向や後志地域全体の政策目標への効果を踏まえ(1)案が採用された。 この道路を含めた黒松内-余市間の道路整備により、国際規格コンテナの通行支障区間となっている稲穂峠の迂回路や、沿線から小樽市・札幌市の救急指定病院への搬送時間短縮、有珠山をはじめとする火山や地震など有事の際の道央自動車道代替ルートとしての役割や、新千歳空港と世界的なリゾートであるニセコ町とを結ぶルートの確保など、様々な機能が期待されている。 倶知安余市道路のうち共和町-余市町間(約27.7km)は新規事業採択時評価を経て2014年度に新規事業化されており、今後は調査設計や用地買収等を経て着工を目指す。工期については事業化からおよそ10年が目途とされており、2025年度頃に供用予定。この区間の事業費は1090億円を見込んでおり、整備により札幌市と倶知安町の車での所要時間は従前より35分短縮されて約1時間45分となる見込みである。 一方の倶知安町から共和町間(約16km)は「専門家から猛禽類調査の継続を要請されたため」として北海道開発局から調査中区間とされ、共和町 - 余市町間と同時に事業着手されなかった〔が、2016年度には事業化が決定した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「倶知安余市道路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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