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停車場[ていしゃじょう, ていしゃば]
停車場(ていしゃじょう・ていしゃば)は、鉄道において列車が停車できる施設であり、駅・信号場・操車場の総体である〔鉄道に関する技術上の基準を定める省令第2条。〕。 == 概要 == 明治時代日本に鉄道が導入されたとき、今の「駅」にあたるものも含め、列車が止まる場所はみな停車場と名づけられた。利用者はこれを駅と呼ぶことが多く、鉄道関係者も時に停車場、時に駅と用語を混用した。時とともに駅が優勢になったが、昭和時代まで停車場という言い方は残った。1936年(昭和11年)の鉄道省の職制改正によって、停車場と駅の呼び分けが明確になり、一般の会話から停車場という表現は少なくなっていった。 今でも都道府県道・市町村道の法定路線名には「停車場」という言葉が使われる。例えば、札幌駅から南にのびる道路は、北海道道18号札幌停車場線(通称:札幌駅前通)である。 以前の地方鉄道建設規程では、転轍機(分岐器・ポイント)のある駅を停車場、ない駅を停留場と呼んでいた〔第3条「旅客又ハ荷物ヲ取扱フ為列車ヲ停止スル箇所ニシテ転轍器ノ設備アルモノヲ停車場ト謂ヒ其ノ設備ナキモノヲ停留場ト謂フ」〕。その後の普通鉄道構造規則や、鉄道に関する技術上の基準を定める省令ではどちらもまとめて停車場という。ただし、事業者によっては実施基準を定めて停留場の呼称が使われ続けているところもある。また、軌道法による軌道ではみな停留場である〔軌道法施行規則第9条第11項〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「停車場」の詳細全文を読む
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