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側系統群(そくけいとうぐん)とは、生物の分類群のうち、単一の進化的系統からその中の特定の単一系統を除いたすべてをまとめた群をいう。系統樹でいえば、1つの枝の中からいくつかの小さい枝を除き、残りをまとめたものに当たる。 それに対し、単一の系統全体からなる分類群を単系統群といい、全く異なる系統をまとめた群を多系統群という。 == 概説 == 一般には多系統群は自然分類でない(作為的な分類である)として排除される傾向にある。側系統群も広い意味では多系統群ということになり、これを分類群として認めない分類学の立場(分岐分類学)もある。 特にDNAの塩基配列を基にした分類(分子分類学)では、特定の系統だけをその他多くの系統と区別する一般的な手立てはなく、側系統群というものは一般には定義しえない。 しかし進化分類学と呼ばれる立場ではこれをも分類群として認める。これは、系統だけでなく形質の類似性をも重視するためである。ある一部の系統群だけが顕著な形質を有する場合、これだけを独立させ、その形質を有しない残りの生物をまとめて1分類群(つまり側系統群)としてまとめるわけである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「側系統群」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Paraphyly 」があります。 スポンサード リンク
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