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傍点 : ウィキペディア日本語版
圏点[けんてん]
圏点(けんてん)、傍点(ぼうてん)、脇点(わきてん)は、日本語で文字の強調を行うときに、親文字の脇または上下に付加する点のことである。
文字種としては、縦書きの場合は主に黒ゴマあるいは白ゴマが使用され、横書きの場合はビュレット(黒丸および白丸)が使用される。
上記以外にも二重丸蛇の目などが使用されることもある。
傍点はゴマ、圏点は丸と区別することもあるが、区別しない場合も多い。
使用方法は強調したい1文字ごとに1圏点をつける。
類似の機能を持った表記方法として傍線がある。
なお、圏点は満州文字の表記にも用いられるが、日本語表記の場合とは目的が異なり、一種のダイアクリティカルマークとして付けられる。
== 歴史 ==
圏点は、濁点が使用されるようになる以前に、濁音に対し使用されていた。
明治時代には強調が必要な箇所に使用されるようになり、一般の文学だけでなく、各分野の学術においても使用されるようになった〔青空文庫にある文学作品には多数の使用例が存在する。〕。
1946年(昭和21年)に文部省教科書局調査課国語調査室が作成したくぎり符号の使ひ方〔句読法〕で「ワキテン」という名称で傍点を定義し、「特に読者の注意を求める語句」「観念語をかなで書いた場合」、「俗語や方言などを特に用ひる場合」の3ケースでの使用を求めた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「圏点」の詳細全文を読む



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