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傍糸球体装置 : ウィキペディア日本語版
傍糸球体装置[ぼうしきゅうたいそうち]
傍糸球体装置(ぼうしきゅうたいそうち、Juxtaglomerular apparatus)は、腎臓の濾過装置である糸球体のそばにあり、主に尿量調節をおこなう。
== 働き ==
血管極に接している遠位尿細管には、緻密斑と呼ばれる特殊な上皮細胞が並んでいる。この上皮細胞はCl-イオンの濃度センサーで、原尿中のCl-の濃度が一定以上になると、輸入細動脈の平滑筋細胞に作用して血管を収縮させる。すると糸球体血漿流量は減少し、濾過量も減少する。逆に、原尿中のCl-の濃度が一定以下になると、緻密斑に接する傍糸球体細胞を刺激し、レニンを分泌させる。レニン分泌は血圧調節に関わるレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の発端となり、血圧を上昇させることで糸球体濾過量を増加させる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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