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備前国分寺跡 : ウィキペディア日本語版
備前国分寺跡[びぜんこくぶんじあと]

備前国分寺跡(びぜんこくぶんじあと)は岡山県赤磐市馬屋にある国分寺の遺跡である。国の史跡
== 概要 ==
赤磐市南西部、岡山市との境に近い場所に位置する。
天平13年(741年聖武天皇による国分寺・国分尼寺建立の詔勅により、8世紀後半に建造された。西大寺の寺伝によれば平安時代後期の11世紀に大規模な火災にあったと伝えられている。その後、規模を縮小し戦国時代に焼失するまで存在していたようである。
昭和49年(1974年)に発掘調査が行われた。この結果、南北200メートル・東西180メートルの敷地に、南門・中門・金堂・講堂・僧坊が一直線に配され、南門と講堂を結んだ回廊の中に金堂と塔があり、塔は金堂の南東に配された典型的な東大寺(国分寺)式伽藍配置となっていることが確認された。ただし、中門が南門に非常に接近していることが、他の国分寺に見られない特徴である。寺院の礎石は加工の痕跡があまり見られず、礎石に適した石をそのまま利用していたようである。調査翌年の昭和50年(1975年)に国の史跡に指定された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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