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「傷つく世代」(きずつくせだい)は、南沙織通算7枚目のシングル。1973年5月1日発売。発売元はCBS・ソニー。 == 解説 == 世代感を真正面から打ち出した楽曲〔デビュー30周年記念メモリアル特別企画CD-BOX『CYNTHIA ANTHOLOGY』(2000.6.7、ソニーレコード)封入解説書参照。〕。「哀愁のページ」「早春の港」とミディアム調なシングルが続いていたが、本楽曲は一転して激しいロック調である。アルバム『傷つく世代』(1973.5.21)からの先行シングル。歌いだし冒頭部分が、「あ」から始まる頭韻を踏んだ歌詞になっている点が特徴。 作家・大岡昇平は、雑誌におけるシンシアとの対談の中で、「この曲の『ダメね』の箇所の歌い方が好き」と話した〔『婦人公論』1974年2月、中央公論新社刊。〕。大岡曰く、南のベタっとしていないヴォーカルが好きだとのこと。 アイドル・グループのキャンディーズが、1973年12月5日に発売したデビュー・アルバム『あなたに夢中〜内気なキャンディーズ〜』(1973.12.5)で「傷つく世代」をカヴァーをしている。尚キャンディーズは歌手デビュー前、1972年大晦日の『第23回NHK紅白歌合戦』で南沙織のバック・ダンサーを務めたことがある。 PV集『Hello!Cynthia』(1984.11.21〔デビュー30周年記念メモリアル特別企画CD-BOX『CYNTHIA ANTHOLOGY』(2000.6.7、ソニーレコード)でDVD化されて収められた。〕)にはプロモーション・フィルムが収録されており、1973年当時の貴重な映像を見ることができる。この曲をバックに、アルバム『傷つく世代』のレコード・ジャケットと同様の衣装を着た南が自転車に乗ったり海岸を走ったりしている。なお、衣装は自前のものである〔歌手デビュー35周年記念商品CD-BOX『Cynthia Premium』(2000.6.14、ソニーレコード)封入解説書参照。〕。 B面曲の「昨日の街から」は、歌詞にデビュー曲「17才」を彷彿とさせる部分が登場する(海辺を走ってカモメになる、というくだり)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「傷つく世代」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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