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『僕の小規模な失敗』(ぼくのしょうきぼなしっぱい)は、福満しげゆきによる日本の漫画作品。青林工藝舎『アックス』に28号から46号(33号を除く)にかけて3年間に渡り連載された。 工業高校を中退した漫画家志望の青年の鬱々とした青春を描く。キャッチコピーは「アックス版まんが道」。 == 概要 == 福満しげゆきが漫画家を志すようになった15歳から25歳までの青春をモデルに(悲惨に)漫画化している。基本的なストーリーは「僕」が小規模な失敗を繰り返し、女性へのリビドーや悲痛、漫画家デビュー、将来の不安、途方もない陰々鬱々の日々などが描かれる。後半部分では1頁に最多で27コマも描かれており、入念な表現で細部まで緻密に描いている。ストーリーは「僕」と「彼女」が結婚する所で終わっているが、その後の生活は続編に相当する『僕の小規模な生活』(講談社)に描かれている。 登場人物の名前を一切記入せず、登場人物のイラストをフキダシに描き込む特殊な表現をしている。福満によると「たいしたことのないヤツ版のまんが道」を意識して描いたという(あとがきより)。 『アックス』での連載は3年間続いたが、青林工藝舎の経済的事情により原稿料は出ていない。連載中に「日本のアルバイト」がアックス33号に掲載されている。そちらは『カワイコちゃんを2度見る』(青林工藝舎)に収録。 フリースタイルの「このマンガを読め!2006」7位。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「僕の小規模な失敗」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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