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僧正殺人事件[そうじょうさつじんじけん]
『僧正殺人事件』(そうじょうさつじんじけん、The Bishop Murder Case)は、S・S・ヴァン=ダイン作の長編推理小説。1929年発表。 素人探偵ファイロ・ヴァンスが活躍する12長編の内の4作目にあたる作品であり、ヴァン・ダインの作品の中でも前作『グリーン家殺人事件』と並んで特に高い評価を受けている〔江戸川乱歩は本作を「黄金時代ミステリーBEST10」の3位に挙げている(乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10(3) 『僧正殺人事件』 集英社文庫 1999年、参照)。〕〔1975年『週刊読売』の海外ミステリー・ベストテンでは8位(『グリーン家殺人事件』は9位)、「東西ミステリーベスト100」(『週刊文春』)では1985年版で9位、2012年版で18位に挙げられている。〕。 == あらすじ == 高名な物理学者ディラード教授の邸宅周辺で、教授の姪に思いを寄せていた弓術選手ジョーゼフ・コクレーン・ロビンが心臓に矢が突き刺さり死んでいるのが発見され、恋敵であり死の直前まで一緒だったスパーリングという男が姿を消した。 コック・ロビンが弓矢でスパーリング(雀)に殺されたことを思わせる状況は、マザー・グースの「コック・ロビンの死と葬い」に不気味なまでの合致を見せる。そして現場の郵便受けには「僧正」と署名された、このことを示唆するような内容の書付けが入れられていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「僧正殺人事件」の詳細全文を読む
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