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元方安全衛生管理者[もとかたあんぜんえいせいかんりしゃ] 元方安全衛生管理者(もとかたあんぜんえいせいかんりしゃ)は日本の建設業の現場において、統括安全衛生責任者のもと技術的な事項を管理する実質的な安全衛生管理者である。元請事業者の副所長などが選任されることが多く、資格要件の関係で、理科系の大学卒業者であることが多い。 ==概要== 統括安全衛生責任者を選任した事業者のうち、建設業などに属する事業を行うものは、元方安全衛生管理者を選任しなければならない(労働安全衛生法第15条の2)。選任するのは特定元方事業者なので実質的には統括安全衛生責任者に選任されることとなる。 元方安全衛生管理者を選任した場合は、作業の開始後遅滞なく作業場を管轄する労働基準監督署長に報告しなければならない。 元方安全衛生管理者の選任は、その事業場に専属の者を選任して行わなければならない。また事業者は、元方安全衛生管理者に対し、その労働者及び関係請負人の労働者の作業が同一場所において行われることによって生ずる労働災害を防止するため必要な措置をなし得る権限を与えなければならない。 元方安全衛生管理者が事故等でその職務を行うことができないときは、代理者を選任しなければならない。また労働基準監督署長は、労働災害を防止するため必要があると認めるときは、当該元方安全衛生管理者を選任した事業者に対し、元方安全衛生管理者の増員又は解任を命ずることができる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「元方安全衛生管理者」の詳細全文を読む
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