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元ギョク[げん ぎょく]
元 頊(げん ぎょく、502年 - 530年7月28日〔生没年は墓誌による。〕)は、中国の北魏の皇族。東海王。字は宝意〔墓誌によると、字は幼明〕。 == 経歴 == 北海王元詳の子として生まれた。通直郎を初任とし、中書郎に転じ、武衛将軍・光禄少卿・黄門郎を歴任した。平北将軍・相州刺史として出向した。洛陽に召還されて大宗正卿となった。平楽県開国公に封ぜられた。528年、侍中・車騎将軍に任ぜられ、東海王に封ぜられた。中書監・左光禄大夫に転じ、尚書右僕射を兼ねた。車騎大将軍となり、侍中の位を加えられた。元頊は才幹がなかったが、皇族として若いころから重い地位についた。兄の元顥が梁軍とともに洛陽に入ると、元頊は意気揚々としていて、人々の失笑を買った。元顥が敗れると、元頊も告発を受けて捕らえられ、洛陽の市で斬られた。532年、侍中・都督雍華岐三州諸軍事・驃騎大将軍・太尉公・尚書令・雍州刺史の位を追贈された。妃の胡氏とともに山陵に合葬された。 子の元衍が東海王の爵位を嗣ぎ、東魏の武定年間に通直散騎侍郎となった。北斉が建国されると、爵位を降格された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「元ギョク」の詳細全文を読む
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