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先カンブリア時代[せんかんぶりあじだい]
先カンブリア時代(せんカンブリアじだい、)とは、地球が誕生した約46億年前以降、肉眼で見える大きさで硬い殻を持った生物の化石が初めて産出する5億4,200万年前以前の期間(約40億年)を指す地質時代であり、冥王代(Hadean)、始生代(Archeozoic)、原生代(Proterozoic)の三つに分け、これらの時代区分は生物の進化史を元にしている。 先カンブリア時代に関しては詳しいことがあまり分かっておらず、現在知られていることもほとんどはここ数十年で分かってきたことである。 先カンブリア代 () とも呼ばれる。また、古生代、中生代、新生代を表す顕生代に対して、隠生代 〔化石に乏しいことから陰生代と呼ぶ(池谷仙之・北里洋著『地球生物学 ー地球と生命の進化ー』)東京大学出版会 2004年 82ページ)〕() と呼ぶ。まれに先カンブリア紀 ()と呼ばれることがあるが、紀は累代および代より小さい時代区分なので、これは正しくない。 == 名称 == 年代測定の手段が化石の比較による相対年代しかなかった時代には、明瞭な化石が出る最古の時代であるカンブリア紀以前は、年代測定の手段がなく、地質時代を区分することが出来なかった。そのため、先カンブリア時代として一括して扱われた。 隠生代という名称は、大型生物などの化石がほとんど見つからないことから、先カンブリア時代終了から現在までの、化石が大量に見つかる時代である顕生代と対照して名付けられた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「先カンブリア時代」の詳細全文を読む
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