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先島諸島火番盛 : ウィキペディア日本語版
先島諸島火番盛[さきしましょとうひばんむい]

先島諸島火番盛(さきしましょとうひばんむい)は、沖縄県先島諸島宮古諸島及び八重山諸島)の島々に点在する遠見番所群である。2007年(平成19年)3月23日に13の島(2市2町1村)の18箇所が国の史跡に指定された〔先島諸島火番盛 国指定史跡に 琉球新報 2007年4月11日〕〔「火番盛」国の史跡に3市町で10カ所指定 八重山毎日新聞 2007年4月11日〕。2014年3月18日には大神島(宮古島市)の大神島遠見台が追加指定され、対象は14の島(2市2町1村)の19箇所となっている〔平成26年3月18日文部科学省告示第37号〕〔 文化庁、2013年11月15日〕。
== 概要 ==
地理的に中国に最も近い位置にある先島諸島では、1644年頃に、琉球王国付庸国としていた薩摩藩の要請によって遠見番所が設置された。のろしのための火を燃やして監視にあたったことから、先島諸島では火番盛と呼ばれる。火番盛では、中国への進貢船の航海状況や異国船の到来を監視し、のろしを上げて各地の火番盛伝いに番所や蔵元に通報し、琉球王府へ知らせた〔先島諸島火番盛 文化遺産オンライン〕〔。
日本の南西端に位置する先島諸島の歴史的な位置づけを今日に伝える史跡である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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