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先照寺[せんしょうじ]
先照寺(せんしょうじ)は、静岡県富士宮市にある寺院。 == 歴史 == 先照寺の名称の由来として寺伝に「東行千里霊夢ヲ感ジテ勝地ヲ得」とあり、そこから「千勝寺」と名付けられたという。そして応永6年(1399年)に先照寺と改められたという。純白融清が弘法のため当地を訪れたところ霊夢を見、同様の霊夢を富士山本宮浅間大社の大宮司である富士成時も見たという。そのため富士成時が檀主となり寺院の建立(再興)へと至ったという。 先照寺の前身は神亀3年(726年)に満随によって開山された広国寺だといい、その弟子である満澄が住山していたもののやがて無住となり、その後は荒れ果てていたという。また縁起に「朝暾早く照シ嶺雪ヲ鑑ルヲ以ッテ先照と名ヅケ、其ノ旧院ノ名タルヲ以ッテ山ヲ廣国ト号ス」とあるため、広国山先照寺となったともいう。 以後富士氏の寺領寄進や寺領安堵を受け〔天文24年6月19日「今川義元判物」(『戦国遺文』今川氏編1221号)〕〔永禄3年7月24日「今川氏真判物」(『戦国遺文』今川氏編1556号)〕、富士氏の菩提寺として興隆した。また今川氏からも庇護を受け、中世には末寺を十数寺保持するほどの隆盛を誇った。また武田氏や穴山氏といった隣国の各家からも庇護を受け、特に穴山信友は寄進を繰り返した。 その後は本堂の焼失や富士山噴火に伴う大地震による崩壊などにより、寺領縮小の道を辿った。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「先照寺」の詳細全文を読む
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