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光吉 俊二(みつよし しゅんじ、1965年 - )は、日本の計算機科学者であり彫刻家。北海道札幌市出身〔(Tech-On会員限定)〕。多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。徳島大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。元スタンフォード大学バイオロボティクス研究所Visting Scientist(客員科学者)、元慶應義塾大学上席研究員。元株式会社AGI代表取締役、元PST株式会社代表取締役。 2006年、「音声感情認識及び情動の脳生理信号分析システムに関する研究 (Research on the phonetic recognition of feelings and a system for emotional physiological brain signal analysis)」〔博士論文書誌データベース〕 にて学位を得る。 2009年、東京大学大学院工学系研究科、非常勤講師に就任。 2014年、東京大学大学院医学系研究科社会連携講座として音声病態分析学を設立、同年12月東京大学大学院医学系研究科特任講師に就任。 == 研究 == 工学における専門は、ST(Sensibility Technology)感性制御技術・VER音声感情認識技術。特に、1999年に韻律からの音声感情認識を「情動計測の基本原理として自律神経(迷走神経を構成する交感神経・副交感神経)と音声発声の人体構造の関係」から確立し、科学として未到達であった感情の定量計測において、ベンチャー企業として商品化までを携帯向けサービスとして行った。これらの感性制御技術において工学技術としての感性と感情の研究の重要性を説き、自ら工学的な論理思考と表現力を習得するため徳島大学の博士課程へ進学し、国際特許出願もしている。 この研究で用いられている数理は、連鎖状態記述記号を用い、微分を使用せず、微分可能性に支配されない。つまり、(例えば特異点が存在するような)離散的・非線形現象を線形的に扱えるところに特徴がある。「心と感情」の共振・共鳴といった心理的事象を情動のホメオスタシスとして解釈するために、「非線形状態の生理情報を線形に量連鎖で記述する演算子」を開発し、脳と情動とホルモン・生体物質に基づいて工学的に解明をする研究・啓蒙が活動の中心となっている。主に東京大学などの工学系研究科において研究や技術指導などに従事する。主要な研究成果である音声感情認識は、株式会社AGIの感性制御技術である「ST」の基盤となっているとともに、NICT・NEC・トヨタ・日産・ホンダ・NTT・KDDIなどとの共同研究や採用、ビジネス展開が実施されている。またNECが開発した「言花」、セガ(後のセガゲームス)が発売したニンテンドーDS「ココロスキャン」のキーテクノロジーとしても利用されている。 なお、芸術(主に彫刻)の分野では、彫刻素材からの研究開発をすることにより、ポリマーコンクリートを用いた作品の発表を行うことで、重力に逆らった構造を持つ彫刻表現を確立した。代表作は、桜田門の法務省赤レンガ庁舎の外装・屋根飾り窓、正門デザイン制作とJR九州の羽犬塚駅前彫刻、独立行政法人・NICT関西先端研究センターモニュメント、JR大宮駅東口通りモニュメントなどである。また、映画『日本沈没』((松竹版)1999年)などへのCGによる映画制作へも参画した。 2006年からの研究テーマは、脳生理反応と感情の関係を把握した感情地図の作成である。感情認識ヒューマノイドロボットPepperにプログラムされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「光吉俊二」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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