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光州月桂洞古墳群 : ウィキペディア日本語版
光州月桂洞古墳群[くぁんじゅ げっけいどうこふんぐん]

光州月桂洞古墳群(クァンジュ げっけいどうこふんぐん/ウォルゲドンゴブングン、光州月溪洞古墳群)は、大韓民国(韓国)光州広域市光山区月渓洞(月桂洞)にある古墳群光州広域市記念物第20号に指定されている(指定名称は「월계동장고분(月溪洞長鼓墳)」)〔。
古墳群は長鼓墳(前方後円形墳)2基で構成される。朝鮮半島南部には長鼓墳10数基が分布し、日本に多く存在する前方後円墳との関連が指摘されるが、本古墳群はそのうちの2基になる。
== 概要 ==
朝鮮半島南部、光州広域市市街地北部の丘陵先端部において、2基の前方後円形墳が隣接して築かれている。朝鮮半島南部の栄山江周辺には10数基の前方後円形墳が分布するが、ほとんどは他の前方後円形墳とは距離を置いて単独で存在する。そのような中、複数の前方後円形墳が並んで築造されたのはこの古墳群が唯一の例になる。これらは1993年1995年の2度、全南大学校による発掘調査がなされている〔月渓洞長鼓墳 (光州広域市「光州 U-TOURPIA」)。〕。
古墳2基はいずれも西方に前方部を向けており、墳丘規模は1号墳の方がやや大きいが、墳丘外形・石室構造・築造時期に関しては非常に似通うものになる。1号墳・2号墳とも、外部施設に関しては外形(前方後円形)・盾形周濠や埴輪状土製品・木製品の存在から倭(日本)系要素が強いが、内部施設である玄室内の棺・副葬品に関しては百済系要素が強い。一帯に在地系古墳の系譜はなく、この月桂洞古墳群はこの地域で突如出現する古墳になる。
1994年2月18日に1号墳・2号墳を合わせて光州広域市記念物第20号に指定された〔월계동장고분(月溪洞長鼓墳) (大韓民国文化財庁)。〕。出土品は国立光州博物館に展示されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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