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光楯類[こうじゅんるい]
光楯類(こうじゅんるい、学名:Aglaspida)は、化石のみで知られる節足動物であり、鋏角亜門に属する。やや細長い体の三葉虫様の体長 2~6cm 程度の動物であった。 == 形態 == 体は腹背に偏平で、前体 ''prosoma'' と中体 ''mesosoma''、それに後体 ''metasoma'' が区別できる。前体はやや幅広く半円形で、背面の両側に離れた位置には一対の複眼があった。この部分は頭胸部に当たり、下面には鋏角と五対の付属肢があった。鋏角は四節からなり、付属肢は歩脚型で、前体部の外まで伸びていた。なお、前端に一対の糸状の触角があるとされたこともあるが、どうやらこれは間違いで触角は全くなかったらしい。 中体部は前体とほぼ同じ幅から次第に後方に狭まり、9体節からなる。そのうちの前の7節には前体とほぼ同じ付属肢があった。後体は幅の狭い尾部となり、先端は剣尾となる。下面には短い付属肢があった。このような構成はほぼカブトガニ類と共通するものだが、カブトガニ類では前体部の両側が広がり、腹部の体節がより少なく(光楯類が11-12節に対して、カブトガニ類は10節)、全体に短縮している点が異なる。 海産で浅い海底に生息していた。海底をはい回ったあととされる生痕化石も発見されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「光楯類」の詳細全文を読む
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