翻訳と辞書
Words near each other
・ 免疫グロブリンD
・ 免疫グロブリンE
・ 免疫グロブリンG
・ 免疫グロブリンM
・ 免疫グロブリンアロタイプ
・ 免疫グロブリンクラス
・ 免疫グロブリンクラススイッチ
・ 免疫グロブリンサブクラス
・ 免疫グロブリンスーパーファミリー
・ 免疫グロブリンフォールド
免疫グロブリン大量療法
・ 免疫グロブリン沈着症
・ 免疫グロブリン異常症
・ 免疫グロブリン異常血
・ 免疫グロブリン異常血(症)
・ 免疫グロブリン病
・ 免疫グロブリン血症
・ 免疫グロブリン遺伝子
・ 免疫コングルチニン
・ 免疫シナプス


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

免疫グロブリン大量療法 : ウィキペディア日本語版
免疫グロブリン大量療法[めんえきぐろぶりんたいりょうりょうほう]
免疫グロブリン大量療法(めんえきグロブリンたいりょうりょうほう)あるいは免疫グロブリン大量点滴静注療法(、略称: IVIG)とは、Fc活性をもつIgG静脈投与する治療法である。
投与される製剤には1000人を超える献血者の血漿から抽出された多価IgG免疫グロブリンG)が含まれている。IVIGの効果は2週間から3カ月続く。以下の3つの主要な分類群に対する治療法として主に用いられている。
* 免疫不全X連鎖無γグロブリン血症低γグロブリン血症、低い抗体レベルを伴う獲得免疫障害)
* 自己免疫疾患(例: 特発性血小板減少性紫斑病)および炎症性疾患(例: 川崎病
* 急性感染症
== 作用機序 ==
不明な点が多いがいくつかの仮説が存在する。
;Fcγ受容体を介した機序
:大量投与されたIgGのFc部分によってFcγ受容体が阻害されマクロファージの活性化が阻害される。
;補体を介する機序
:C3bといった補体成分とIgGが結合することでC5b-C9複合体の生成が減少する。
;抗イディオタイプ抗体による自己抗体の制御
:抗イディオタイプ抗体によって自己抗体が中和される。
;炎症性サイトカインの制御
:IL-1αやIL-6といった炎症性サイトカインに対する中和抗体が含まれている。
;T細胞の制御
:サイトカインバランスに働きかけて自己免疫性疾患を調節する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「免疫グロブリン大量療法」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.