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入楞伽経 : ウィキペディア日本語版
楞伽経[りょうがきょう]
楞伽経』(りょうがきょう、, ランカーヴァターラ・スートラ)とは、中期大乗仏教経典の一つ。如来蔵思想と唯識思想が説かれる。
についても説かれているため、初祖である達磨大師以来、中国における初期の禅宗でも重視された(六祖・慧能からは、代わりに『金剛経』(金剛般若経)が重視されるようになった)〔『華厳の思想』 鎌田茂雄 講談社学術文庫 pp152-153〕。
ネパールでは、九法宝典(Nine Dharma Jewels)の一つとして位置づけられる〔CiNii 論文 - 金光明経の教学史的展開について 14頁〕。
原題は、「ランカー(楞伽)」(Laṅkā)が「スリランカの古名」、「ヴァターラ」(vatāra)が「城」、「スートラ」(sūtra)が「経」、総じて「(釈迦によって説かれた)ランカーの城での教え」の意。
==概要==
ランカー島(セイロン島)を訪れた釈迦ラーヴァナと対話する、という体裁をとる。
以下の三種の訳書が現存する。
*『楞伽阿跋多羅宝経求那跋陀羅
*『入楞伽経菩提流支
*『大乗入楞伽経実叉難陀
大正新脩大藏經では「経集部」に収録。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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