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入江若葉 : ウィキペディア日本語版
入江若葉[いりえ わかば]

入江 若葉(いりえ わかば、1943年5月12日 - )は、日本女優。本名は小林 若葉(こばやし、旧姓:田村)。東京都港区出身。血液型A型、身長160cm、体重48kg。アン・ヌフ所属。
== 来歴・人物 ==
文化学院専門課程美術学科卒業。母は、元女優の入江たか子
1943年5月12日無声映画時代からトーキー初期にかけての人気女優入江たか子と、当時日活太秦撮影所の俳優だった田村道美(1901年 - 没年不詳)の娘として、東京・港区赤坂に生まれる。
人気商売の両親の結婚は、10年間極秘であったが、父・田村が俳優業を引退し、母・たか子も京都の映画製作会社「入江ぷろだくしょん」をたたみ東宝映画東京撮影所と専属契約して東京に戻り、若葉が生まれるのを期に入籍した。
母のたか子は、子爵東坊城家の当主で貴族院議員の東坊城徳長(1869年 - 1922年)の長女で、戦前の映画監督東坊城恭長は母の兄なので、若葉にとっては伯父に当たる。
女優を引退し、銀座7丁目に開いた「バー・いりえ」でマダムをつとめる母の手で、赤坂の家で育てられた。母も通った東京・神田駿河台の文化学院を卒業、1961年、18歳で東映京都撮影所に入社。
かつて、母を発掘し主役デビューを飾らせた内田吐夢監督の手により、同年5月27日公開の中村錦之助主演映画『宮本武蔵』のヒロイン「お通」役で芸能界デビュー、「東映京都のお姫様女優」となった。
1966年、23歳のとき、五社英雄監督の錦之助主演映画『丹下左膳 飛燕居合斬り』を最後に東映京都を退社した。
以後もっぱらテレビドラマの女優となり、活躍した。
1975年、32歳のとき、歌舞伎座テレビ映画部・関西テレビ製作、フジテレビ系のテレビ映画宮本武蔵』(関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ)をもってしばし休業、夫や母と共にとんかつ屋を営む。
1980年、37歳のときに、やはり同枠のテレビ映画『旅がらす事件帖』(製作国際放映・関西テレビ)で復帰する。また映画にも1982年に大林宣彦監督の『転校生』で16年振りで復帰、以降大林作品を中心に活躍している。また、当時すでに引退していた母入江たか子と、大林監督の『時をかける少女』(1983年)や『火曜サスペンス劇場100回記念作品・麗猫伝説』(同)で母子共演を果たした。
1986年には演劇集団『江戸組』を主宰した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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