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塩田[えんでん]
塩田(えんでん)は、大量の海水から水分を蒸発させ、塩だけを取り出すために用いられる場所および施設。狭義には後述の天日塩田を指すが、この項では海水を用いた製塩技術全般について記述する。 == 概要 == 塩湖あるいは塩沼や塩鉱といった天然の塩結晶に恵まれない地域では、海水を何らかのエネルギーで加熱して製塩する必要がある。 海水を利用した製塩には、大きく分けて2つがある。太陽光の熱のみによって塩の結晶を生産する方法(天日<てんぴ>採塩法)と、海水を何らかの装置で濃縮して鹹水(かんすい)を生成し、それを火で加熱して結晶を得る方法(煎熬採塩法 せんごうさいえんほう)である。前者は後者に比べて効率的な生産方法であるが、地域の降水量が極めて少ない必要がある。 世界の塩の生産量は2008年で2億650万トンと言われており、そのうち天日塩が約36%である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩田」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Salt evaporation pond 」があります。
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