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入菩薩行論 : ウィキペディア日本語版
入菩薩行論[にゅうぼさつぎょうろん]
入菩薩行論』(にゅうぼさつぎょうろん、Bodhisattvacharyāvatāra、ボーディサットヴァチャリヤーヴァターラ)は、インドのナーランダー僧院大学の僧侶シャーンティデーヴァ(寂天)によって700年頃にサンスクリット詩として作られたとされる大乗仏教の典籍である。『入菩提行論』(にゅうぼだいぎょうろん、Bodhicaryāvatāra、ボーディチャリヤーヴァターラ)とも。
中観流の倫理を説示した論書として、10世紀後半以降のインド後期大乗仏教と後伝期チベット仏教において重んじられた〔『岩波仏教辞典 第二版』〕。ベルギーのインド学者による仏訳をはじめとして幾度も西洋語に翻訳されており、20世紀以降は欧米でも夙に有名な仏典である。
==諸本==
現在伝わっている『入菩薩行論』には、サンスクリット諸写本、チベット語訳、宋代の漢訳(天息災訳『菩提行経』)、モンゴル語訳(チベット語からの重訳)がある。また、近年では敦煌文献の中に著者名をアクシャマティとする同論の異本があることが知られている。この敦煌出土チベット語写本は9章立てになっており、後代の増広を経た10章からなる現行の梵本や蔵本よりも原形に近いと推定されている〔斎藤明 「シャーンティデーヴァ作『入菩薩行論』の伝承と変容――初期本テクストの発見秘話」 (2012年11月16日閲覧)
〕。天息災による漢訳『菩提行経』は、聖龍樹菩薩が経典の偈頌を撰して作ったという体裁を取っており、シャーンティデーヴァの述作とする梵本やチベット訳と相違する。また、現行梵本の第3・4章に当たる部分がなく、第三「護戒品」が第5章に対応し、全八品となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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