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全剣連居合 : ウィキペディア日本語版
全日本剣道連盟居合[ぜんにほんけんどうれんめいいあい]
全日本剣道連盟居合(ぜんにほんけんどうれんめいいあい)は、1969年昭和44年)に全日本剣道連盟(全剣連)が制定した居合道剣道人のための居合道入門用の形として、居合道各流派の基本的な業や動作を総合して制定された。全剣連居合制定居合とも呼ばれる。対して各流派の形は古流と呼ばれる。
== 制定までの経緯 ==
1956年(昭和31年)、全剣連に居合道部が創設され、剣道と共に居合道も振興が図られた。昭和30年代後半頃、全剣連は、剣道人に日本刀の感覚が薄れ竹刀の操作に特化していく状況を危ぶみ、剣道人に居合道を推奨する方針を打ち出した。
全剣連は、剣道修行者も習いやすい統一された居合道の形を作るために、全国から次の7名を招集して会合を持った。ただし当時は全剣連の財源も乏しく、会合は1回だけで終わった。
1966年(昭和41年)、全剣連は本格的に形の作成を企画し、先の7名に5名を加え、居合道研究委員会を発足させた。
10数回の会合の後、1969年(昭和44年)に7本の形が制定された。その礼法や業は主に無双直伝英信流夢想神伝流の折衷であった。1980年(昭和55年)、3本が追加され、日本剣道形に倣って10本とされた。1988年(昭和63年)には、解説文の用語、仮名遣い、文体などが理解しやすいものに改正され、「受け流し」などの業の改正もおこなわれた。さらに、2000年(平成12年)に2本が追加され、現在は12本となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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