|
全国普通高等学校招生入学考試(ぜんこくふつうこうとうがっこうしょうせいにゅうがくこうし)は、中国〔独自の入試システムを採用している香港特別行政区、マカオ特別行政区は除く。〕で実施されている入試システムである。通称「高考」。毎年の6月7日・8日に行われる(一部の省では6月7日から9日の3日間)。 2008年から「全国大学統一入試」と改称された(通称は従来のまま)。 == 概要 == 中国の大学は欧米と同じく9月入学のため、毎年6月から7月に試験が行われる。 日本と違い、大学や専攻ごとの試験は原則行われず、この高考の試験結果のみで合否が判断される。そのため、高考の社会的注目度や受験生のプレッシャー、親の力の入れ様は凄まじいものがある。 試験期間中、親は受験生を送迎するのが通例となっており、会場となる高校は親をはじめ多くの人でごった返す。会場周辺は交通整理され、一般人は交通機関の利用を自粛する雰囲気もある。テレビでも、受験前の願掛けをする親や、試験後の受験生のインタビューなどをこぞって取り上げる。 志望校や専攻は、自由に選択し申し込むことができる。しかし、高考の試験結果のみで合否が決まるため、受験生は慎重に志望校を選択しなければならない。過去数年分の合格最低点を確認し、模擬試験の結果と照らし合わせて申し込む大学を決めていく。 重点大学(政府が指定した優良大学、一般的に倍率も高い)2校と非重点大学2校、その他の専門学校と、出願校数に限りがある。そのため、自分の学力にあった志望校選択が重要となってくる。日本と同じく、インターネットで各校の合格点を発表したり、どこに出願すべきかをアドバイスする受験産業も盛んである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「全国普通高等学校招生入学考試」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|