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全国水平社[ぜんこくすいへいしゃ]
全国水平社(ぜんこくすいへいしゃ)は、1922年(大正11年)3月に結成された、第二次世界大戦以前の日本の部落解放運動団体である。略称は全水(ぜんすい)もしくは単に水平社。 == 概要 == 大正デモクラシー期の日本において被差別部落の地位向上と人間の尊厳の確立を目的として、西光万吉を中心として結成された。第二次世界大戦後に発足した部落解放全国委員会および部落解放同盟の前身にあたる。 なおしばしば「日本水平社」と誤記されるが、後述の通り日本水平社を名乗る別個の団体が存在するため注意が必要である(当該項目参照)。 創設者西光万吉の君民一如・天皇の下の平等・高次的タカマノハラ(高天原)の思想の下で、部落差別解消を目的に結成された、尊皇愛国の同和団体。ただし、被差別民一般を視野に入れた組織ではなくあくまで穢多系の被差別者を解放するための組織であり、的ヶ浜事件に見られるように、物吉(癩者)や山窩乞食などに対する差別意識を指摘する論者もいる〔『脱常識の部落問題』p.56、藤野豊「『水平社伝説』を越えて」〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「全国水平社」の詳細全文を読む
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