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全日本2歳優駿(ぜんにっぽんにさいゆうしゅん〔「ぜんにほんにさいゆうしゅん」と呼称する例もある。〕)は、神奈川県川崎競馬組合が川崎競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(JpnI)である。 農林水産大臣より寄贈賞が提供されており、正式名称は「農林水産大臣賞典 全日本2歳優駿」と表記される。 副賞は、農林水産大臣賞、川崎市長賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事賞、神奈川県馬主協会会長賞、よみうりランド賞、管理者賞(2015年)。 == 概要 == 1950年に「全日本三才優駿」の名称で創設され、第1回は川崎競馬場のダート1200mで施行された。1988年より「全日本3歳優駿」に改称、2001年に競走馬年齢(馬齢)を国際基準に合わせた事に伴い「全日本2歳優駿」に改称した。現存する地方競馬の重賞競走では最も歴史が長い〔地方馬の大逆襲【全日本2歳優駿】 - netkeiba.com取材ノート、2014年12月3日閲覧〕。 第1回に限り中央競馬(JRA)から競走馬を招待して行われた〔参考文献:『競馬社会の戦後史』三木晴男、近代文藝社、1994年〕が、第2回(1951年)以降は南関東地区の2歳(旧3歳)チャンプ決定戦として位置付けられダート1400mに延長、更に1956年にはダート1500m、1959年に現在のダート1600mで施行されるようになった。1985年には地方全国交流競走に指定され、南関東地区だけではない名実共に全日本の地方競馬の2歳(旧3歳)チャンピオン決定戦として位置付けられた。1997年には中央・地方全国指定交流競走に指定され中央競馬所属馬に再び門戸が開かれ、前年から制度化されていたダートグレード競走のGII(統一GII)に格付けされた。2002年にはダートグレード競走のGI(統一GI)に昇格、名実共に日本の2歳ダート最強馬決定戦として位置付けされた。 古くはネンタカラ(中央競馬に移籍後はゴールデンウエーブ)、ダイゴホマレの2頭の東京優駿優勝馬に始まり天皇賞優勝馬のオンスロート、ヒカルタカイ、東京大賞典優勝馬スピードパーシアなどが優勝。1990年代以降も中央競馬のアグネスワールド・アグネスデジタル・ユートピア・スーニ、地方競馬のトーシンブリザード・フリオーソら、のちに日本や世界で活躍する馬を多数輩出している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「全日本2歳優駿」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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