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全日空機淡路島空中接触事故 : ウィキペディア日本語版
全日空機淡路島空中接触事故[ぜんにっくうあわじしまくうしゅうせっしょくじこ]

全日空淡路島空中接触事故(ぜんにっくうあわじしまくうちゅうせっしょくじこ)とは、旅客機と新聞社機が空中で接触した航空事故である。定期旅客機による空中接触は日本では初めて〔青木勝『YS-11が飛んだ空-全182機それぞれの生涯』、朝日新聞社、2007年、251頁〕〔民間機どうしによるものとしては1938年に大森民間機空中衝突墜落事故が発生したのが最初である〕であった。
== 事故の概要 ==
1969年12月14日全日本空輸547便(YS-11双発ターボプロップ旅客機)は伊丹空港を午前11時13分に離陸し松山空港へ向かった。547便には乗員4人と乗客41人が搭乗しており、大阪湾上空を上昇し有視界飛行による水平飛行に移った。この時速度390Km/hで高度3150mであった〔青木、前掲書250頁〕。一方の、読売新聞社が所有する双発レシプロ機のビーチクラフト機も、ほぼ同じ午前11時ごろに伊丹を離陸したが、これは右エンジンを交換したため、テスト飛行に向ったもので大阪湾上空を速度220Km/hで飛行していた。当日の天候は快晴で視程30Kmあった。
午前11時22分頃、兵庫県淡路島の岩屋上空3150mで両機が空中接触した。西南西に向っていた547便の機長が計器チェックをしていて顔を上げたところ、右斜め上方向に南南西に向っていた読売新聞社機を発見し、衝突回避のため機首を下げたが間に合わず接触した。事故原因は双方とも相手の存在に気付くのが遅すぎた単純なミスであるという〔青木、前掲書251頁〕。
この接触により547便の左主翼端は端から2m引きちぎれた。機体は左に傾こうとするようになったが、エンジンと計器に異常がなく制御も可能であったため、伊丹に引き返し15分後に無事着陸した。一方の読売新聞社機は接触した胴体下部外板が損傷、両方のプロペラが曲がった上に方向舵が利かなくなり、強い振動、損傷の激しい右エンジンが停止するなどの影響を受けたが、無事に帰還した〔青木、前掲書252頁〕。この接触事故で負傷者はいなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「全日空機淡路島空中接触事故」の詳細全文を読む



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