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全泰壱[ちょん ている] 全泰壱(チョン テイル 韓国語:、1948年8月26日 - 1970年11月13日)は、韓国における労働運動家である。 ==概要== 大邱の貧しい家庭に長男として生まれ、家族でソウルに上京した後、17歳でソウル市東大門市場〔東大門市場は衣服を中心とした繊維製品を扱う市場で平和市場は代表的なものであった。〕にある平和市場(株)の縫製工場に就職した際、そこで働いている女性労働者の多くが劣悪な環境で働かされている現状を知った。そして、長時間過密労働と低賃金で働かされたあげくに、肺炎を患ったことを理由に解雇された幼い女性工員を助けようとしたことを理由として、彼自身が解雇されたことをきっかけに労働運動に目覚め、活動するようになった。裁断士として仕事をする傍ら、独学で労働法を学び、同僚と共に勉強会を組織した上で、工場における労働実態や労働環境について調査し、それに基づいて労働庁に陳情したり、雇用者と協議を重ねたが、一向に改善の兆しが見られなかった。1970年11月、このような状況に抗議するための集会を計画し、実行に移そうとした矢先、警察と事業主に強制解散させられそうになったため、全泰壱は全身にガソリンをかぶって焼身自殺を図った。焼身直後、すぐに病院に搬送されたが、その日の夜に22歳の若さで息を引き取った。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「全泰壱」の詳細全文を読む
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