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東京都立八国山緑地(-はちこくやまりょくち)は、東京都東村山市にある緑地であり、都立公園となっている。 ==概要== 狭山丘陵の東端に位置し、北側を埼玉県所沢市に接する東西に細長い緑地。東西約1.5km、南北約300mほどにわたって広がる。南側には西武西武園線が通っている。園内には標高89.4mの八国山がある(頂上地点というものは存在しない)。この八国山は、かつて上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の8つの国を望むことができたことに由来する(現在は樹林に囲まれて展望はない)〔西武・狭山丘陵パートナーズ:八国山緑地|狭山丘陵の都市公園にきてみて! ,2012年7月7日閲覧〕。八国山は新田義貞が「久米川の戦い」の際に陣を張ったとされる場所であり、これに因んで尾根の東部にある塚には「将軍塚」と書かれた石碑が建てられているが、元となった塚は富士塚、あるいは古代の古墳といわれている。都県境を挟み東京都側は緑地であるが、埼玉県側は住宅地となっている。 かつて付近は、律令時代の官道である東山道武蔵路が通っていたとされ、将軍塚の付近の谷戸地形から溝または切通し跡と考えられる遺構と8世紀頃のものと思われる須恵器なども発見されている〔「八国山たいけんの里」展示資料。〕。 園内は武蔵野の面影を残しており、クヌギやコナラなどの雑木林や、原っぱとなっている。雑木林の中を散策したり、生息する野鳥や昆虫を観察したりすることができる〔。 映画『となりのトトロ』に出てくる「七国山」はこの八国山がモデルになっているといわれる。映画に出てくる七国山病院のモデルとなったかは定かではないが、八国山の麓には創業当時(昭和14年)から結核の診療の重要な施設として役割を果たしていた病院が現在も実在している。 ちなみにとなりのトトロの序盤のシーンで、登場したバスの行き先表示は『八国山』となっている。 また、監督の宮崎駿も所沢市在住であり、となりのトトロの特典DVDでは、本人がトトロはトコロザワのおばけからトトロと名付けたと発言しているため、八国山がモデルとなったという信憑性は高いと考える。 ファイル:hachikokuyama.JPG|八国山付近の遊歩道(2007年6月) ファイル:Shogunduka(Tokorozawa-city).jpg|将軍塚 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八国山緑地」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hachikokuyama 」があります。 スポンサード リンク
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