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八幡製鐵所(やはたせいてつしょ)は、福岡県北九州市にある製鉄所(銑鋼一貫製鉄所)である〔石田宗久(2014年4月1日). “新日鉄住金:新「八幡」きょう誕生 2製鉄所統合、「小倉」は残らず”. 毎日新聞 (毎日新聞社)〕。 2012年(平成24年)10月に新日本製鐵と住友金属工業が合併して新日鐵住金となり、2014年(平成26年)4月1日に旧・住友金属工業小倉製鐵所と統合した〔。 これに伴い、「小倉製鐵所」は「小倉地区」として当製鐵所の一部となった〔。 八幡製鐵所のうち、旧本事務所、修繕工場、旧鍛冶工場(福岡県北九州市)、遠賀川水源地ポンプ室(福岡県中間市)の4資産が「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」(全23資産)の構成資産として世界遺産に登録されている。 == 概要 == 1901年(明治34年)に操業を開始した官営製鉄所を前身とする。1887年(明治20年)から操業を続ける釜石鉱山田中製鉄所に続き、日本国内で2番目の製鉄所であった。第二次世界大戦前には日本の鉄鋼生産量の過半を製造する国内随一の製鉄所。1934年(昭和9年)には官営製鉄所が中心となって民間業者と合同して日本製鐵(日鉄)が発足。戦後の1950年(昭和25年)に日鉄は解体され八幡製鐵所は八幡製鐵に属すが、1970年(昭和45年)の八幡製鐵・富士製鐵合併による新日本製鐵(新日鉄)に伴い新日鉄の製鉄所となる。 そして、2012年(平成24年)の新日本製鐵・住友金属工業合併による新日鐵住金の発足に伴い、同社の製鐵所となっている〔。 官営時代から日鉄時代にかけては鋼板類や条鋼類、兵器材料の特殊鋼など多品種の鋼材を製造していたが、八幡製鐵・新日鉄時代に他の製鉄所が強化されていくにつれて生産品種も減少し、現在では表面処理鋼板や電磁鋼板を始めとする薄鋼板と、一部の条鋼・鋼管の製造拠点となっている。粗鋼の生産量は年間366万トン(2009年度、新日鉄時代の粗鋼生産量の約13%)。敷地面積は戸畑・八幡両構内を合わせて1505万m²(2009年(平成21年)7月1日時点)。従業員数は2,856人(2010年(平成22年)7月1日時点)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八幡製鐵所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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