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八斗子 : ウィキペディア日本語版
八斗子[はちとうし]
八斗子(はちとうし)は台湾基隆市八斗里長潭里碧砂里砂子里新豊里を包括する地域を示す名称である。
八斗子の由来には諸説あり、一つは初期に杜姓の家が8戸入植し、「杜」の台湾語での発音が的「斗」と類似していたことから八斗子となったというものと、杜氏兄弟が十数斗の米糧を携えて渡海しこの地に到着した際、八斗の米が残っていたからという説がある。また基隆は平埔族凱達格蘭族の居住地であり、凱達格蘭族語で「Patau」が「巫女」を表すことから、巫女が居住していた地という意味で「Patau」と称され、それが転訛したとも考えられている。
八斗子は元来海に浮かぶ孤島であったが、日本統治時代に北部火力発電所が建設される際に、基隆山北麓の土砂を利用して埋め立てられ、現在の陸続きの状態になった。かつては深澳線八斗駅が設置されていたが、現在はホーム跡を残すのみである。
八斗子一帯は天然の良港であり、望幽谷漁港碧砂漁港ともに台北郊外の観光地となっており、付近には国立台湾海洋大学国立海洋科技博物館が位置している。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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