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八斗子[はちとうし] 八斗子(はちとうし)は台湾基隆市の八斗里、長潭里、碧砂里、砂子里、新豊里を包括する地域を示す名称である。 八斗子の由来には諸説あり、一つは初期に杜姓の家が8戸入植し、「杜」の台湾語での発音が的「斗」と類似していたことから八斗子となったというものと、杜氏兄弟が十数斗の米糧を携えて渡海しこの地に到着した際、八斗の米が残っていたからという説がある。また基隆は平埔族凱達格蘭族の居住地であり、凱達格蘭族語で「Patau」が「巫女」を表すことから、巫女が居住していた地という意味で「Patau」と称され、それが転訛したとも考えられている。 八斗子は元来海に浮かぶ孤島であったが、日本統治時代に北部火力発電所が建設される際に、基隆山北麓の土砂を利用して埋め立てられ、現在の陸続きの状態になった。かつては深澳線八斗駅が設置されていたが、現在はホーム跡を残すのみである。 八斗子一帯は天然の良港であり、望幽谷漁港、碧砂漁港ともに台北郊外の観光地となっており、付近には国立台湾海洋大学と国立海洋科技博物館が位置している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八斗子」の詳細全文を読む
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