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八紘一宇[はっこういちう]
八紘一宇(はっこういちう)とは、古代中国でしばしば用いられた慣用句を元とし、『日本書紀』巻第三神武天皇の条に書かれた「掩八紘而爲宇」の文言を戦前の大正期に日蓮主義者の田中智學が国体研究に際して使用し、縮約した語。八紘為宇ともいう。大意は「道義的に天下を一つの家のようにする」という意味である。 〔神武天皇を祭神とする柏原神宮は、現代語で「天地四方八方の果てにいたるまで、この地球上に生存する全ての民族が、あたかも一軒の家に住むように仲良く暮らすこと」と訳している。橿原神宮「御神徳」 http://www.kashiharajingu.or.jp/about/goshintoku.html〕。 == 「八紘為宇」及び「八紘一宇」の混同== 日本書紀の元々の記述によれば「八紘為宇」である。「八紘一宇」というのはその後、戦前の大正期に日蓮主義者の田中智學が国体研究に際して使用し、縮約した語である。ただし現代では、「為宇」の文字が難解であるため、「八紘一宇」の表記が一般的となっており、神武天皇の神勅について言及する際にも「一宇」が用いられる例がしばしば存在する〔橿原神宮「御神徳」 http://www.kashiharajingu.or.jp/about/goshintoku.html〕。 また「八紘」という表現は古代中国でしばしば用いられた慣用句を元としている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八紘一宇」の詳細全文を読む
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