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八重咲き(やえざき、Double-flowered)とは、花びらが重なって咲く花の咲き方のことで、普通は変わりものとして出現する。花が派手になるので園芸植物では喜ばれる。 == 概論 == 八重咲きとは、通常の花において花びらの内側の雄蘂や雌蘂が並んでいる場所に、さらに多くの花びらが並んで、花びらだけで花が構成されているように見える状態を指す。 なお、通常の花弁の内側にもう一列の花弁が生じるものは二重咲きと言う。 普通は、野生の植物には雄蘂と雌蘂があるのが当然であるので、このような花は突然変異によって出現する。中には、ヤブカンゾウのように、野生種でありながら八重咲きが普通、というものもある。 八重咲きにおける、内側の花びらは、雄蘂や雌蘂にあたり、それらが花弁化したのが八重咲きである。花弁はもともと雄蘂や雌蘂を囲む葉に由来するものであり、雄蘂や雌蘂はそれぞれ小胞子葉、大胞子葉であるから、やはり葉が起源である。いずれも葉に由来するものなので、それらがすべて花弁化すること自体にはさほど不思議はない。 ただし、八重咲きの花では雄蘂や雌蘂が正常に形成されないので、種子や果実は作られない場合が多い。繁殖には株分けなどの栄養生殖が行われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八重咲き」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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